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2005年01月19日

バロック音楽

今回はバロック音楽です
17世紀初頭から18世紀中頃までのヨーロッパ音楽を指します
18世紀以後はクラッシック音楽(古典派)になります
バロック音楽の作曲家は、パッヘルベル、ヴィヴァルディ、バッハ(J.S)、ヘンデル
特にバッハ(J.S)は音楽史上に於ても特筆すべき存在です
バロック音楽のメロディは、対位法の充実によってカノンやフーガなどの音楽様式を確立しました
この時代の対位法は数学的にも優れたバランスを持っています
バッハの「2声の逆行カノン」などは、主声を終わりから演奏したものは、対声と同じにものなるとゆう性質があります
Douglas.R.Hofstadter の Godel,Escher,Bach でエッシャーの蟹やDNAの2重螺旋構造との相似が指摘されています
また、楽曲の構成要素がその楽曲と相似しているとゆう「自己言及性」は、イーノのDISCREET MUSIC で実証されている

【ヨハン・パッヘルベル】(Johann Pachelbel, 1653/09/01-1706/03/03)
 ドイツのニュルンベルクに生まれ、同地に没した
 エアフルト、アイゼナハ、シュトゥットガルト、ニュルンベルク、ウィーンでオルガニストを務めた
 ヨハン・セバスティアン・バッハの父、ヨハン・アンブロジウス・バッハと親交があり、またバッハの長兄ヨハン・クリストフ・バッハの師でもあった
 「パッヘルベルのカノン」として親しまれている曲は、「3つのバイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ」(Kanon und Gigue fur 3 Violine mit Generalbass)から取られたものである

[Herbert Von Karajan / Canon & Gigue In D Major]
 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 元が3つのバイオリンと通奏低音の曲なので、オーケストラだと少々大げさになるところだが無難にこなしている
[Wynton Marsalis / Canon For 3 Trumpets & Strings]
 アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズのトランペットプレイヤーとして知られているが、ロンドン交響楽団でもプレイしている
 卓越したテクニックでトランペット協奏曲にアレンジされている

[Aphrodite's Child / Rain and Tears]
 「パッヘルベルのカノン」が今日ここまで一般的に聞かれるようになるキッカケとなった曲、1986年にリリース
 アフロダイツ・チャイルドはギリシャ出身の3人組、メンバーに「炎のランナー」を作曲したヴァンゲリス・パパサナシューがいた

[Pop Tops / Oh Loed, Why Lord]
 この曲は、キング牧師の死を悼んで作られた
 スペイン出身のバンド、他にも「マミー・ブルー」などのヒットで知られる
 1986年にリリース
[Brian Eno / Fullness Of Wind]
 イーノが環境音楽のコンセプトの実現のために「オブスキュア・レコード」を創立
 この曲は、OBSCURE #3 “DISCREET MUSIC”に収録
 各々の演奏者のテンポは、その人の楽器の音の高さによって決められている、したがって時間の経過と共に原曲の形態は希薄になっていくが、対位法で記述された音楽はそのフラクタルな性質で不意に意味を持つことがある

[Coolio / C U When U Get There]
 この人は何でもバックトラックに使っちゃいます、反則スレスレ
 桑田圭祐よりオレンジレンジより分かり易い、ここまでいくとサンプリングとゆうよりカヴァーに近い
 "My Soul"(1997) に収録

[Sweetbox / Life Is Cool]
 あぁ、とうとう Sweetbox もやりましたか
 そのうち使うンぢゃぁないかと思っていたらヤッパリ
 "Adagio"(2002) に収録

【アントニオ・ヴィヴァルディ】(Antonio Vivaldi, 1678/03/04-1741/07/28)
 イタリアのヴェネツィアに生まれ、オーストリアのウィーンで没した
 サン・マルコ寺院のオーケストラに入団し、後に司祭となる
 司祭になると同時にヴェネツィアの女子修道院ピエタでバイオリンを教えはじめ、さらに作曲と合奏を教えるようになる
 その後、数多くの作曲をし、各地を演奏旅行して回った

[unknown / The Four Seasons : Winter Allegro non molto]
[unknown / The Four Seasons : Winter Largo]
[unknown / The Four Seasons : Winter Allegro]
 ビバルディの四季といえば、イ・ムジチ合奏団+カルミレッリがベストなのですが
 手元に無かったのでとりあえずコレで(演奏者不明)
 ビバルディの協奏曲1番から4番までが「四季」で、協奏曲第4番へ短調 RV297 が「冬」と呼び習わしている
 さらに「冬」は、第1楽章 Allegro non molto、第2楽章 Largo、第3楽章 Allegro から構成されている
 NHKみんなのうた「白い道」は Largo に日本語詩をつけたもの

【ヨハン・ゼバスティアン・バッハ】(Johann Sebastian Bach, 1685/03/21-1750/07/28)
 ドイツのアイゼナハにに生まれ、ライプツィヒで没した
 バッハには成人した四人の息子があるが、彼らはみな音楽家として活躍したので、バッハと名の付く作曲家は非常に多い
 ヨハン・ゼバスティアンはしばしば「J.S.バッハ」と略記され、また「大バッハ」とも呼ばれる
 「G線上のアリア」として親しまれている曲は、管弦楽組曲第3番二長調 BWV1068 をアウグスト・ヴイルヘルミが編曲したもの
 彼はバイオリンのG線(四本の弦の一番低い音の弦)だけで弾けるように編曲したことから、この名前で知られ親しまれる曲となった

[Sagisu Shiro / II Air]
 出所がハッキリしていて、比較的アレンジされていないものはコレしかなかった
 "The End Of Evangelion" のサントラです

[Walter Carlos / Air On A G String]
 この曲が収録されている「スイッチト・オン・バッハ」は、ロバート・A・モーグ博士によって開発されたシンセサイザーを使用して録音されたものです
 モンキーズやビートルズも使用していたのですが、まだ効果音的な使われ方でしたが、1968年にリリースされたこのアルバムによって電子楽器に地位を確立し、その後の音楽シーンが塗り替えられることになった
 VOL.7 にも書いたのですが、Walter Carlos は性転換して Wendy Carlos と名乗っています

[Sweetbox / Everything's Gonna Be Alright]
 この曲は、まだティナ・ハリスがボーカルだった頃のものです
 ティナは98年に音楽性の違いを理由に脱退しているのですが、やはりバックトラックにクラッシクを持ってきたのがイヤだったのでしょうか?

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午前5時
次回の特集のために「ゲーデル・エッシャー・バッハ」をもう一度読むべきか悩んでいたら電話が鳴った
少々驚く、宵っ張りの友人からだった
「家の中にピンク色の物体があるの…」
ウワッ、これはマズイ
変な薬の所為か、拾い食いして中毒でも起こしたのか
いや、前々から思っていたのだが
<落ちているものを食べてはイケマセン>と忠告しておくんだった
「穴も開いているの…」
ウヘェ、これは相当にマズイ
<噛み付いたり、人体に危害を与えるような物でなければ、屋外に出すように>
と答えておいた
燃えないゴミの日では無かったようだが、このさい目を瞑ってもらおう
と、ここで口が滑った
<気が付いたら、また部屋の中に戻ってたらヤだね>
アイタ、しまった余計不安にしてしまった

電話を切った後で、フと思い出した
フリオ・イグレシアス…じゃない「夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について」だ
村上朝日堂超短編小説「夜のくもざる」に収録されている超短編小説だ

女の子が男の子に質問する。「あなたはどれくらい私のことを好き?」
少年はしばらく考えてから、静かな声で、「夜中の汽笛くらい」と答える。
少女は黙って話の続きを待つ。そこにはきっと何かお話があるに違いない。
「あるとき、夜中にふっと目が覚める」と彼は話し始める。…

それはまるで厚い鉄の箱に詰められて、深い海の其処に沈められたような気持ちなんだよ。
気圧のせいで心臓が痛くて、そのままふたつにびりびりと張り裂けてしまいそうな…
そのまま放っておけば、箱の中の空気が薄くなって実際に死んでしまうはずだ。
それはたとえなんかじゃない。
ほんとうのことなんだよ。
それが真夜中にひとりぼっちで、目を覚ますことの意味なんだ。

でもそのときずっと遠くで汽笛の音が聞こえる。
そしてもう一度、その汽笛を耳にする。
それから僕の心臓は痛むことをやめる。
時計の針は動き始める。
鉄の箱は海面へ向けてゆっくり浮かび上がっていく。
それはみんなその小さな汽笛のせいなんだね。
聞こえるか聞こえないか、それくらい微かな汽笛のせいなんだ。
そして僕はその汽笛と同じくらい君のことを愛している

とまぁ、こんな話だ(途中省略あり)
傍に誰かが居てくれることの有り難さが判るだろうか?
友人も心臓が痛んだのかもしれない
電話で話したことで、時計の針は動き始めただろうか

この本を買った頃は結婚して丁度10年目
とにかく貧乏でした(いまでもあまり変わらないのだが)
で、結婚記念日のプレゼントは、この話を奥さんに読んであげました
いやぁ力技だなぁ
奥さんは喜んでたけどネ

僕はこうやって乗り切ってきたけど
実際こんな話してるヤツがいたら、グーで殴ってるだろうなぁ

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<<海賊放送 Pirates Radio>> VOL.20
 発行日 2005-01-19
 発行人 水口 洋
 発行部数 43部
 定価 無料
 e-mail mic@beppers.jp
 http://www.beppers.jp/~mic/pirates/
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投稿者 mic : 2005年01月19日 00:00

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